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一人で勝つな、一人で負けるな

一人で勝つな、一人で負けるな

松村です。
先日、リーダー会議で「今期がはじまって2ヶ月での悩みや課題」についてグループ討論しました。
いろんな悩みや課題があるのは、むしろ正常なことです。仕事の多くは、予期せぬことで予定変更を
繰り返して進んでいきます。なかには、自分でコントロールできないものもあるでしょう。
グループ討論のまとめで、CRMやSFAを提供するセールスフォースが大事にしている、「一人で勝つな、一人で負けるな」というスローガンを例に出して話しました。
今日はこのスローガンからBeBlockとしての大事な考えを深掘りしてみます。

Index目次

「Yes」で受け入れ「And」で繋ぐ

即興で演劇できる人って尊敬します

本題に入る前に突然ですが、「インプロ」って言葉を知っていますか?

インプロとは、台本や打ち合わせを一切使わず、その場で起きたことを受け入れ合いながらストーリーや芝居を創り上げていくエンターテインメントおよび表現手法で、いわゆる即興演劇のことをいいます。

台本や打ち合わせがないので、観客からのお題や共演者とのアイコンタクトをきっかけに、ゼロから予測不能な物語を紡ぎ出します。少し飛躍しますが、NHKの人気番組の「鶴瓶の家族に乾杯」も台本がないぶっつけ本番の番組ですので、ジャンルとしては同じですね。

以前読んだ本で、インプロには原理原則があることを知りました。それは、相手からの振りや提案に対して、いったん「Yes」で肯定し、自分の意見やアイデアを「And」で付け足して展開を生んでいくという原理原則です。大事なのは、どんなボールが飛んできても、「No」で否定しないことです。これはビジネスシーンでも応用可能だと思っていて、一旦相手の意見を否定せずに、「へぇー、なるほど」「それで、これはどう思う?」とか「こうするのは、ありかな?」のように展開していくことで、コミュニケーションが広がっていきます。

「一人で勝つな、一人で負けるな」という考えの前提に、チームとして「Yes」と「And」から始めるってことがスタート地点だと思っています。

一人で勝つな

一人で勝つな。みんなの勝利だ。

「一人で勝つ」というシーンはBeBlockではありませんが、セールス主体で成果がコミッションの会社ではよくある例です。自分の必勝パターンを開示せずに秘密にしておくことで、ライバルとの差をつけておきたいという心理です。また、長い時間かけて積み上げてきた業務のノウハウに対して、自分も時間をかけたのだから、あなたも時間かけて積み上げろみたいなことも経営者仲間から聞いたことがあります。

私は勝手にこうした人を、「我利我利(ガリガリ)タイプ」と呼んでいます。これでは個人プレーが優先されてチームで成果を出そうというマインドになっていません。

BeBlockでは、「チームでやる」ことを大事にしています。よって、成功事例はチーム内だけでなく、他のチームにも共有して水平展開する。これが大原則です。

私は常々「Give(与える)」人でいたいと思っています。そして、見返りの「Take(リターン)」を期待しないことです。「Give and Take」ではなくて、「Give and Give」でありたいのです。このマインドが、一周も二周も回って、自分に返ってくることを原体験しています。

一人で負けるな

一人で負けるな。負けたときは、一人にせずにみんなでフォローしよう

仕事はいいことも悪いことも起きます。全勝なんてありえないし、ユニクロの柳井さんの有名な著書に「1勝9敗」って本があるぐらい、ビジネスにおいては負けることの方が多いのです。時として、ボクシングで例えるならば、ノックダウンKO負けなんてこともあります。ここで大切なのは、負けた人を放置せずに、負けたこともチームで背負うことです。特に大きなトラブルに巻き込まれて必死に対峙しているときは、身も心もボロボロになります。

8年ぐらい前の暑い夏、缶バッジ事業を始めて間もないころ、有名アニメタイトルの缶バッジのOEM案件で2万個ほどの仕事を受注しました。大量案件を急いで製造してなんとか納めた商品が、絵柄とピンが水平でない商品だったとSNSで次々とアップされて炎上しました。そして、その商品は販売中止となり全数返品となりました。お客様には、本来この缶バッジで見込んでいた売上がゼロになっただけでなく、版元企業をはじめ、楽しみにして買ってくださった方々の期待を裏切ることになり、多大なるご迷惑をおかけしました。

これはBeBlock史上でも歴史に残る案件で今でも語り継がれています。この案件で担当だったのはセールス部門のマネージャーでした。謝罪と返品対応、そして再製作のチャンスをいただけるかどうかの交渉など、担当者には非常に強い負荷がかかる案件でした。この案件が収束されるころに、マネージャーに叱責ではなく、感謝を伝えました。こんなピンチを最前線で対応してくれたことに対する感謝です。

BeBlockには、ミスやクレームがあっても担当を責めることは一切ありません。起きてしまったことに対する原因究明は後でもできます。その場合は、まずは誠意ある謝罪と対応です。

目処がついたころに、マネージャーと私は、真夏にスーツとネクタイでお客様へ改めての謝罪に伺いました。担当一人に謝りに行かせるわけにはいきません。一人で負けを背負わせるわけにはいかないのです。

缶バッジ2万個の返品は、あまりに痛すぎる損失ではありますが、「一人で負けるな」を身をもって体験する機会となりました。

一人で抱え込まない

セールスフォースの「一人で勝つな、一人で負けるな」という考え方は、BeBlockのカルチャーにもフィットします。私たちが大切にしているのは、個人プレーではなくチームプレーです。

仕事をしていれば、悩むこともあれば、大きなピンチに直面することもあります。そんなときに一番よくないのが、一人で抱え込んで思考停止してしまうことです。誰かに相談する。助けを求める。チームで知恵を出す。とにかく何かしらの行動に移すことが大切です。

先ほどの缶バッジ2万個の返品案件でも、一人で抱え込むことなく、チームですばやく対応したことで、なんとか収束させることができました。

うまくいったときは、その成功を一人占めせずにみんなに共有する。うまくいかなかったときは、一人で抱え込まずにみんなで背負う。

一人で勝つな。一人で負けるな。

これからも、そんなチームでありたいと思います。

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