なぜ「こどもと学ぶお金の教育」をBeBlockアカデミアでやるのか?
BeBlockアカデミアでは、「学びは、より良い人生のため、自らの器を広げるため」という建学の精神のもと、社内に企業内大学として学びの場を設けています。手前味噌ではありますが、大手企業以外で、こうした企業内大学を社内実装させている中小企業は聞いたことがありません。コロナ真っ只中の2022年から始めて今年で5年目になります。
「より良い人生」であるためには、社員の家族も大事だと考えています。こどもの教育という領域は、本来ならば会社が関与するところではないのですが、お金に関する詐欺が増えているし、昨今のインフレ環境から、日本には、「お金の教育」がこどもの頃から必要だと思っています。
よって、社員のこどもと一緒に「お金の教育」ができたら、こどもにとっても社員にとっても良いことだろうと思って企画しました。
今回は、一般社団法人日本こどものマネー教育推進協会の代表理事である近藤賢一様を講師にお迎えしてオンラインで開催しました。近藤さんの子育て経験を踏まえて、以下のような内容で講義が進みました。
・親子でチャレンジ!お金のクイズ大会
・お金持ちと貧乏の違いとは?
・働く価値を学ぶ
・感謝を言葉にできる子にする
・子どもがお金に強くなるおこづかい教育
お金のクイズ大会で派手に間違えた問題

前半は、こどもと一緒にクイズ大会をしました。ここで自信満々で答えた回答が間違いだった問題があります。
質問:日本で一番古いお金(貨幣)は、以下のどれでしょうか
1)江戸時代の小判
2)富本銭
3)和同開珎
これは小学校で習ったやつですね。3)和同開珎(わどうかいちん)だと思っていたら、なんとこれが間違い。正解は、2)富本銭(ふほんせん)でした。
確かに我々(50代)の世代では、日本最古のお金=和同開珎で正解だったのですが、どうやら1999年に大量に富本銭の遺跡が発掘されたんです。それが和同開珎より古い時代のものだと分かり、2000年ごろの教科書改訂がされているようです。これは知らなかったです。実は、この問題以外でも結構間違えてしまった・・・。
歴史は新たな事実が発見されることで、認識が塗り替えられるということになります。
インフレで100万円の価値はどうなる?
ここからは、講座の内容にはなかった話をします。
さて、今、100万円が手元にあるとしましょう。大金ですね。自宅に置いておくと盗難のリスクもあるので、銀行に預けておく人が多いと思います。今は金利のある時代になりましたが、銀行に預けておけば安心かというと、実はそうとも限りません。
その理由は、インフレです。
仮に、物価が毎年3%ずつ上昇するとしましょう。これが10年間続くと、100万円の価値はどうなるか計算したことがありますか。
100万円という金額は変わりませんが、同じ金額で買えるモノやサービスは少なくなっていきます。
以下、AIに計算してもらいました。

この条件だと、たった3年で約8.5%、10年後には約25.6%もお金の実質的な価値が下がります。
次にこれをグラフにしてもらいました。

どうでしょうか。思った以上に減りますよね。
もちろん、100万円という金額自体が減るわけではありません。しかし、同じ100万円で買えるモノやサービスが少なくなってしまうのです。
では、どうすれば大切なお金を守れるのでしょうか。ここで必要になるのが、預金や投資についての知識です。
投資にはリスクがありますし、すべてのお金を投資に回せばよいわけでもありません。ただ、インフレによって現金の購買力が下がるという原理原則を知らなければ、自分のお金を守るための判断もできません。
こうした話は小学生にはまだ難しいかもしれません。だからこそ、まずは大人がお金の仕組みを理解し、家庭でもこどもと一緒に学んでいくことが大切だと思います。
学びのアウトプット
今回、特にうれしかったのは、講座に参加した中学1年生のお子さんが、講座終了後に親子で振り返りをして、学んだことを感想文にまとめてくれたことです。本人の許可を得てその写真を共有します。

単に講義を聞いて終わりではなく、自分の言葉で振り返り、これからのお金の使い方について考えている。こうしたアウトプットこそ、学びを深めるうえで大切なことだと思います。しかも、親子で一緒に振り返っているところが素晴らしいですね。
学びの場を会社が提供し、それが家庭での対話につながる。今回の企画を開催して良かったと感じた瞬間でした。こどものアウトプットから、大人の私たちが学ぶこともありますよね。聞けば、普段から読書をした後にも感想をまとめているそうです。学んだことを自分の言葉にする習慣が身についてめっちゃよくて将来が楽しみです。いつかBeBlockの社員になってくれたら、親子でBeBlock社員になるわけです。実は、これも私のWish-Listの一つです。
今回はトライアルとしてのスポット開催でしたが、また開催したいと思いました。
BeBlockアカデミアの建学の精神は、「学びは、より良い人生のため、自らの器を広げるため」です。
学びの対象は社員だけに限らず、その家族にも広げていきたい。そして、こどもと一緒に学ぶことで、大人も成長できる。そんな学びの場を、これからもつくっていきたいと思います。