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企業内大学、BeBlock アカデミアで「モモ」の読書会をしました

企業内大学、BeBlock アカデミアで「モモ」の読書会をしました

BeBlockには、社員が学べる「BeBlockアカデミア」という企業内大学があります。
私が担当する講座は、読書会を開催してきました。課題図書を事前に読んで感想をシェアし、
学びも深めるという講座です。こんな学びを就業時間内に90分とってやっています。
今回は、先週行った私の講座の振り返りをしてみます。それでは行ってみましょう。

Index目次

BeBlockアカデミアってなによ?

冒頭に書いたように、BeBlockアカデミアという企業内大学があり、あらゆる講座が開催されています。

およそ年間に50講座ぐらい開催されるので、週に1度、何かのアカデミア講座が開催されています。

これをはじめたのが2022年です。当時は、コロナ禍で仕事も少なかったこともあり、社員同士で学び合える場を作ろうということで始めたのがこのアカデミアです。

もともと、社員教育を体系的に取り組みたくても当時で7拠点あったので、社員が一つの場所に集合して

研修などを行うのは物理的に厳しかったです。しかし、コロナ禍がもたらしたひとつのメリットとして、オンラインでほとんどのことができるということがわかり、社内にオンライン大学を作ってしまおうという発想です。講座の内容は、パワポのスライド作成講座、AI講座、財務の基礎、マーケティングなど仕事の実務で必要なスキルの話もあれば、マネーリテラシー、20代をどう生きるか?、読書会など、一見仕事とは直結しないけど、Well-beingに生きるには必要な教養を深める内容もあります。

特徴的なのは、アカデミアの各講座は強制参加ではありません。講座の参加率は評価に全く影響しません。学びたい人が学べる環境を整備しました。

読書が苦手でした

今回の私の講座に参加した社員は約30名で、数人は仕事の都合でアーカイブ参加になっています。この講座は全4回で、これまで事前に読んだ感想文の提出とかは一切なしで、各自でアウトプットしたものをメモ程度に持ってくればいいスタイルでやっていました。今回は最終回ということで、参加者全員、読書感想文を事前に提出してもらいました。形式や文字数は自由としたら、最低250文字から最長で4700文字書いた社員もいました。

その中で、意外だったのが、これまで読書が苦手でコンプレックスを抱えている社員が結構いたのです。学生の頃は読書していたけど、社会人になって全く読まなくなった社員も複数いました。

モモは文庫版で400ページを超えるので、苦手な人には辛かったかもしれませんが、ストーリーが面白いのであっさりと読了できたと思います。

ちなみに、私は小さい頃は野球ばかりやっていたので、とにかく読書は苦手な少年で、夏休みの宿題で、読書感想文が、一番嫌いでした。

モモという作品

モモは、ドイツの作家ミヒャエル・エンデが1973年に発表した児童書です。つまり今から53年も前の作品ですが、あれ、これって今の時代に直結しているのでは?と思う内容になっています。当時は、スマホもインターネットもAIもない時代です。小学生高学年以上の児童書なのですが、これは大人が読むべき作品だと思います。

簡単なあらすじです。

廃墟となった円形劇場に住みついた、粗末な身なりをした少女モモ。街の人々は相談をし、モモの面倒を見ることになります。

モモに話を聞いてもらうと硬くなった心が柔らかくなり悩みが消えていく……。不思議な力を持つモモは、街の人にとってかけがえのない存在になっていくのでした。

ところがある日、街に「灰色の男たち」が現れます。「時間を貯蓄銀行に貯めると命が倍になる」と言う彼らのせいで、町の人々から「時間」が奪われてしまい――。

「時間」がテーマのお話。

本書の副題は「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」。小さな女の子であるモモが、灰色の男たちに奪われた時間を取り戻そうと奮闘します。

出典:BOOK OFF Onlineコラム

感想が多かったポイントーその1

モモの特技とも言えるのは、「傾聴力」です。相手が話している最中に遮ることはしません。とにかく、人の話を最後まで聴きます。ビジネスシーンでも、こちらが話しているのに話にかぶせてくる人がいますが、これは要注意です。相手の意見を聴く前に自分の意見を被せてくる人です。

自分自身もこれだけは注意しているのですが、家族には、「ねえ、聞いてるの?」と叱られることもあります。誰に対しても最後まで聞く傾聴力は、モモから学ぶべきところですね。

感想が多かったポイントーその2

ビジネスパーソンは、みんな忙しい。だから、灰色側にはなってはならぬと思っていても、そちら側に吸い込まれるように、タイパやコスパを考えて効率化ばかりを考えてしまいます。会社としてもAI使ってどんどん効率化しよう!って発信しているので、灰色側になってしまうのはある意味で普通なのだと思います。

実際に、「気づいたら自分も灰色の男になっていた」という声が多かったです。

ここで大事なのは、バランスだと思います。効率化すること自体は悪いことではないし、仕事は常に効率化を求められています。プライベートまで、効率を常に優先させてしまうと、余白がなくなってしまいます。時には、あえて無駄なことをしてみたり、自然に触れて何もしない時間をつくるのも大事なことです。要するにバランスの問題だよなって意見が多く挙がりました。

感想が多かったポイントーその3

以下の部分を引用して意見している人が複数いました。

時間とは、生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは、心を住みかとしているのです。人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです。

よく、時は金なりと言って、「Time is money」といったりしますが、上記はお金のことは一切言っていません。「Time is life」つまり時間そのものが人生であるという意味になります。

あれもこれも効率化ばかり追求していると常に忙しいです。「忙」という字は、「心が亡くなる」という字だから、「忙しい」と言わない方がいいと何年も前に受けた研修で習ったことがあります。代わりに、「充実している」と言えるようにしようと。

AIによって効率化が進む時代だからこそ、「時間をどう使うか」よりも「どんな時間を生きるか」が、これからますます大切になるのではないでしょうか。『モモ』は50年以上前の作品ですが、今だからこそ読む価値のある一冊だと改めて感じました。

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