BeBlockの2027新卒採用は、エントリーベースで400名を超えました。おかげさまで多くの学生にエントリーしていただき、嬉しく思います。BeBlockの主力事業といえば、エンタメグッズの製造販売やライセンスビジネスが軸になるため、推し活をしている学生やエンタメ好きに人気になっている傾向があります。
そこで多くの学生が、趣味や好きなことを仕事になれば、人生充実できるという発想をもっています。これはこれで正しいのですが、中の人からすると、そんな甘い話ではないという視点もあるので、やりたい仕事するための必要条件について考えてみました。
子どものころに夢見ていた職業

誰しも子供のころに夢見ていた仕事はあると思います。私は、幼稚園時代はタクシーの運転手でした。ミニカーが好きで車を運転する仕事なんて最高じゃんかと思っていたのだと思います。そして小学生になるころには野球少年になりました。もちろん、将来の夢はプロ野球選手です。
甲子園に出場して中日ドラゴンズでナゴヤ球場で試合に出るイメージまではっきり持っていました。しかし、小学生時代にリトルリーグというクラブチームに入ると自分より野球が上手い選手がゴロゴロいます。球の速いピッチャーやホームランをガンガン打つバッター。とても同世代と思えないほどの実力差を見せつけられたとき、プロ野球選手なんて夢のまた夢となったのです。
それからは、野球は好きなこととして、高校までどっぷりとやり抜きました。
新卒の仕事選び

今から30年前の1996年、私は大学4年生で就活真っ最中でした。1974年生まれの私は、同世代が200万人以上いて就職超氷河期と言われている時代でした。今の22歳人口が120万人ぐらいなので、30年で40%減った計算になります。家業が印刷会社だったこともあり、関連する広告関連や出版系の企業を探して、エントリーをしたのですが、落ちまくりました。自分の好きな業界の会社を選ぶ余裕すら全くなく、とにかくどこかに内定をもらわなければという思いが強く、こんな就職難の時代に、ついてないなって思ってました。
今、採用する側になって思うことは、今の学生は自己分析がしっかり出来ていて、やりたい仕事が明確な学生が多いです。30年前の自分と比べてもはるかに優秀な人ばかりです。
そんな学生の仕事選びでは、業界から選ぶ人が多くいます。本を読むのが好きな人は出版系だったり、美容が好きな人は、化粧品業界だったり、なかには子どものころからの夢の航空業界をめざす人もいます。
これはこれで否定するつもりはないのですが、30年社会人をやってきて思うことは、業界よりその会社の考え方やどんな人が働いているか、そして自分がそこで活躍できるイメージが持てるか。そんな視点の方が大事だと思うのです。やりたい仕事が明確にあるのは、素晴らしいことですが、そこだけにスコープを当てて仕事を選びをすると危険が潜んでいると思っています。
やりたい仕事をするためにやりたくないことを積み上げる
仮にやりたい仕事が新商品開発やキャンペーン企画、マーケティング業務だとします。この仕事は、入社していきなり出来る仕事ではありません。カスタマーサポート業務の中で、商品を覚え、受注業務から生産手配、時にはクレーム対応もしなくてはなりません。クレーム対応は誰しもがやりたくない仕事の代表例です。自分のせいでもないのに、お客様から叱られ、お詫びし迅速丁寧に対応せねばなりません。
セールスの仕事にしても、お客様からハードルの高い要望がバンバン飛んできて、社内外に調整して納期どおりに納めるのも大変な仕事です。やりたい仕事の裏側には、やりたくない仕事がたくさんあるのです。地味できつい仕事かもしれません。こうした仕事をコツコツと積み上げた経験が必要なのです。残酷な言い方に聞こえるかもしれませんが、会社は入社してくる学生のためにキラキラした仕事を用意しているわけではないのです。
チャンスは必ずやってくる

誰もやりたくない仕事をやり続けるというのは、言い換えれば基本を積み上げることに似ています。野球でいうとキャッチボールをずっとやっていても楽しくありません。しかしキャッチボールは野球するうえで基本中の基本なのです。ろくにキャッチボールができずに試合には出ることはできません。
だんだんとキャッチボールができるとチャンスが必ずやってきます。
仕事でいえば、大好きなゲームタイトルやIPのライセンス企画を担当することもあります。大好きだからこそファンの目線で企画をした商品が採用され、POPーUPイベント大成功し大きな売上になったことを、何度も見てきました。担当した社員は、この上ない幸せを感じたと思います
やりたい仕事はなくてもいい
以前、キャリアプラン面談で社員から、「やりたい仕事がわからない」という相談を受けたことがあります。
この問いに私は、「別に無理してやりたい仕事をみつけようとしなくていいよ」とこたえました。
与えられた仕事に一生懸命取り組み、チームに貢献しながらWell-beingを感じることが大切だと思っています。そして、やりたい仕事かどうかよりも、その仕事に夢中になれるかどうかの方が重要です。夢中になれる仕事に出会えれば、人生はきっと充実したものになっていくはずです。