ー「企業は、地域に何を残すべきだと思いますか?」
松村
私たちは、名古屋と東京に拠点があるのですが、名古屋が本社なので、地域で生きる企業としては、その地域から雇用を生み出していくことがひとつ。そして、利益を出してちゃんと納税していく。雇用と納税は、企業として責任があることだと思います。
あとは、地域が良くなることにどれだけ貢献できるかは、すごくハードルが高いことだと感じていますが、今回のイベントはその一歩だなと思っています。ですので、その一歩を積み上げていくことが、企業として大事だと思っています。
EXILE TETSUYA
僕は、社長でもないので語るのは難しいですが…。僕らパフォーマーの仕事は何なのかっていうと、「盛り上げる」ことなんですよ。「盛り上げ」という言葉に全てが詰まっていますね。
松村
そういう意味では「地域を盛り上げる」につながりますね。
EXILE TETSUYA
ライブをするとよく思いますが、例えばドームツアーで、大阪や福岡に行くと、4万人・5万人の方が集まるんですよ。ビジネス的にも盛り上がる、人的にも盛り上がる、ステージを見てさらに盛り上がる、さらにそれを持ち帰ってもらって、次の日まで盛り上がる。
そういう意味では、「盛り上げ」というのは自分の仕事の軸になっています。

ー「“夢を持てる地域”って、どんな場所でしょう?」
EXILE TETSUYA
大人もこどもも、すごく楽しんで暮らしているっていうのがイチバンな環境ですよね。全てにおいて。
僕的にはキッズエンタテインメントをやらせていただいているので、子育てしやすい街、安全な町ですよね、やっぱり。
駅でエントランスしていく時にベビーカーをどうするかとか、レストランにベビーカー置きがあるのかとか、そういうふうに街を見ることがありまして、そういう環境が整っている街というのは本当に最初の最初ですよね。安心・安全なところじゃないとね。
松村
そうじゃないと、夢すら語れないですよね。
EXILE TETSUYA
僕の大好きなダンスはヒップホップがベースになっていて、ブラックカルチャーの危険な地域で生まれているんですね。そういう夢の持ち方というか、選択肢が限られていたかもしれませんが、それでは今は世界を席巻する音楽シーンになっていると思うと、環境って良すぎちゃダメなのかなっって思ったり。だから、まずは安心・安全は絶対に必要なこと。その次に、自分がどうなりたいかを考えられる環境が大事なのかと思います。
すごく昔に生まれたカウンターカルチャー的なもので言うと、「どうしてこんなものが生まれたんだ」「どうしてこんな人になったんだろう」っていうのを考えるとなんかまた違う側面もあるんだよなっていうのを感じます。
社名に「DREAM」がついているので、夢を語ることは結構多いです。
松村
私は小さい頃、プロ野球選手になることが夢だったんですよ。夢だったし、プロ野球選手になれると思っていたんですよ(笑)。でも、歳を重ねるごとに遠い夢に感じて、いつしか無理だなと思ったんですよ。やっぱりそのこどもの時に描いた夢って、今でも覚えているんですけど、でももっと長い夢でありたかったなっていうふうには、思ってたんですよね。 TETSUYAさんは、ずっとパフォーマーになりたかったんですか?
EXILE TETSUYA
いや、全くもう。19歳の時に ダンスを始めて、周りより遅かったですね。最初は新幹線の運転手さんになりたかったです。
松村
俺も幼稚園の時は、タクシーの運転手さん(笑)。
EXILE TETSUYA
松村
そうです。その夢を蓋をする社会ではなくて、こどもが発する夢に共感してあげられる大人でいたいなと思いますね。
EXILE TETSUYA
「ダメだよ、そんなの」という大人にはなりたくないですよね。「YouTuber になりたい」と言うと「やめなさい!」みたいな。
松村
そうですよね。難しいですよね、「夢」って。
EXILE TETSUYA
最近、「ユメハラ」っていう言葉があるの知っています?「夢は何ですか?」って聞くと「ユメハラ」ですよ。
松村
なんとなくわかるような気がします。
EXILE TETSUYA
「何か夢を持ってなきゃいけないんですか?」って聞く人もいるし。もちろん、持ってない人もいるし。そう考えると、なりたい自分になるための環境の整え方みたいなものを考えるんですけど…、そう考えると「夢」って難しいな。
松村
僕もある社員と話したとき、「なりたい自分が見つからないんですよ」という社員がいたんですよ。僕も考えたときに「別にいいんじゃないの」って思ったんですよ。ひとつ軸があるとすれば、うちは「Weii-being」って幸せになることをすごく大事にしているので、そっちの大きな塊に向かっているという実感を得られれば、「こうなりたい」とか「ああなりたい」とか、具体的に表さなくてもいいんじゃないかなと、僕はその時答えたんですよね。

EXILE TETSUYA
いい社長さんだな〜。
松村
いやいや〜(笑)。だから、夢がなければいけないというのは、やっぱり幻想ではないかなと僕は思うんですよね。別になくてもいいじゃない、幸せに生きられればいいんじゃないって。
ー「イベントを通じて、こどもに伝えたいメッセージ。持ち帰っていただきたいものとか教えていただけますか?」
松村
このイベントで、ポジティブなモノを何かご家庭に持ち帰ってもらったら一番嬉しいと思いますね。「今日、これを体験したよ」って、おじいちゃん、おばあちゃんに話したりして、家族の話題になったり、モノになればいいと思います。
EXILE TETSUYA
ららぽーとさんは地域に根付いた場所にあって、いろんな人が訪れるところにあるので、「週末どこに行こう?」とか探している時の選択肢のひとつになるということで、気軽に来ていただける場所で、なおかつ親御さんがすごく楽ができる、そういったホッとできる新感覚なカフェイベントにしたいと思っています。
楽しんでいただくことはもちろん、「こういうカフェもあるんだ」みたいな新しい発見を持ち帰っていただき、また行きたいなと思ってもらえれば、イベントをやって良かったなと思います。
松村
今回、ららぽーとさんにも協力いただいて、たいへんありがたいですよね。ららぽーとさんで家族の場を楽しんでいただきたいなと思います。
EXILE TETSUYA
公園に行くような感じでね。毎回どこに行くか迷うと思うんですよね。だけど、「ららぽーとに、こんなカフェができたらしいよ」みたいな。「ここで十分楽しめた」という満足感を持ち帰っていただいて、さらに僕らもバージョンアップできればいいなと思います。

ー「このイベントを、未来にどう残したいですか?」
EXILE TETSUYA
このイベントを経て、僕たちのお店の在り方も多少変化すると思います。今、中目黒のお店では近隣の幼稚園とコラボして実施していることが、さらに広がっていけばいいなと思いますね。そうすると「うちでもやってください」と言われるような、必要とされるような、企業さんや自治体さんでも広がれば、すごくいいイベントに成長していけるのかなと思います。
松村
私は、継続していきたいなと思いますね。1回で終わることなく、また来年か、再来年かわかりませんが、違うカタチでも結構ですので、この社会のためになっていく、未来のこどもの笑顔を作っていくために、一緒に継続していくことがいいなって。また、それを残していきたいなって思いますね。
EXILE TETSUYA
残したいですね〜。
松村
さっそく、結構話題になっていますよ。
EXILE TETSUYA
本当ですか!必要とされたいですよね。
僕も自治体コラボでダンスとか、企業さんにとかそういうお話もいっぱいやらせていただいていまして。ですけど、それをダンス軸で全部やっているので、今度これがコーヒーに発展したら…。今回のイベントも最後はダンスもやりますので、なんか全部の自分の活動がこうつながっていく感じがしています。
そうすると、残していく意味とか、在り方だったり、そういう視点がだいぶ変わってくる気がしています。
松村
ありがとうございます。
