経営計画発表会には大きなコストがかかる

経営計画発表会は、正社員を対象に毎年8月の第一土曜日にリアルで開催しています。今回でいえば、社員130名が名古屋市の今池ガスホールに集いました。東京勤務している約30名と、海外に駐在している社員も来ますので、交通費と宿泊費で相当な額がかかります。
前日に完成した経営計画手帳は、今年は255ページあって、準社員とパートさんの分も含めて400冊印刷して冊子にします。すべて自社で制作して印刷して製本できるとはいえ、これまた結構な額です。
当日は、10時から17時までみっちり行ったあとは、自由参加の懇親会があります。今回は100名を超える参加者でした。これらの経費を合計すると200万円を超える額になります。
それでもBeBlockでは経営計画発表会は大事な行事と位置付けています。
経営計画発表会の3つの本質

なぜ期首にリアルで経営計画発表会を行っているのか、その本質を3つの切り口で整理します。
一つ目は、今、BeBlockはどこにいるのか?その現在地を知るということです。これは前述の一年の振り返りと業績報告から確認します。現在地が分からなければ、目指す場所までの距離も分かりません。よって、現在地の確認は、最初に確認しなければならない項目です。今回の発表会では、2年前に発表した2030ビジョンの現在地についても共有しました。
二つ目は、全社とグループ、チームのベクトルと目標を確認します。BeBlockという組織と各グループやチームがこの一年でどこに向かうのか、アクションプランも含めて理解をします。言い換えれば、この先1年で歩む目標と、その目標へ向かうためのアクションを確認します。ここで大事なのは、その到達点はハードル高すぎて無理だろという視点、もしくは低すぎるだろうという視点ではなくて、BeBlockとして考えていることの理解です。
そして三つ目は、自分ごと化です。BeBlockとしての到達点、グループやチームのベクトルは、主体は自分以外にありますが、これらを自分ごと化して、自分は何ができるか、どう貢献することができるか、これについて徹底的に考え抜いて欲しいのです。他人事ではなく、自分ごととして捉えられるかが、とても重要だと思っています。
一年の振り返りは事前動画で共有

6時間以上にも及ぶ経営計画発表会の内容は盛りだくさんで、チームやグループの振り返りをする時間がとれないため、リーダーが事前にオンラインで報告会を行います。これは7月の最終週に開催します。この報告会では、実績報告、KPI、アクションプランの経過が詳細に報告されます。報告資料と約60分のアーカイブは全社で共有されて、発表会に参加する社員は視聴してから経営計画発表会に参加します。
前期(24期)は、苦しい1年になりました。大きなOEM案件が無くなった穴は大きく、そこを埋めきることができませんでした。そして外部環境が急激に変化した1年でした。AIは便利になる一方で、私たちの事業にとっては脅威も現実味を帯びてきました。昨年秋にGoogleの検索結果にAIオーバービューが導入されたことで、検索キーワードからBeBlockの達人シリーズのWebサイトへの流入が減ったのです。「検索」から「相談」にユーザーが変化したのです。海外調達や海外生産も多いBeBlockには、この円安とインフレはコスト上昇がすさまじいのです。価格変更は年中の仕事になりました。
オリジナルでユニークな社員表彰

ちなみに、経営計画発表会はオンラインでも参加可能です。2カメ運用の配信もすべて自前です。
経営計画発表会の終盤に、社員表彰を行います。表彰は、主に3種類あって、長く勤めている社員に贈る、「永年勤続賞」と一年を通じて全社に貢献した社員に贈る賞です。そして最後は、一年を通じて、最も感謝を伝えた人へ贈る「サンクス賞」です。
今年は、20年勤続賞が1名、10年勤続が4名、役員賞が2名、サンクス賞1名を表彰しました。表彰状の文章はそれぞれオリジナルの文章で約400文字と表彰状としてはかなり長めになっています。これが笑いと涙があって、BeBlockのカルチャーを体現する場になっています。

100名の大懇親会

発表会が終わったら懇親会です。会場はガスホールの8Fにあるレストランで行いました。同じビルなので移動が楽で、スムーズに懇親会がスタートできます。
以前は、社員全員参加でやっていたのですが、東京へ早く帰りたい人や、そもそもこうした懇親会が苦手という人もいますので、自由参加としています。BeBlockは今、9拠点あってなかなかリアルで会える場がほとんどないため、社員交流の大切な時間です。
最後に
こうして長い1日が終了しました。経営計画発表会が終わると新しい期がスタートしたという気分になります。今期は既にワクワクする案件の仕込みが着々と進んでいて、どんな一年になるのかとても楽しみです。
経営計画発表会は、一日限りのイベントではありません。会社の現在地を確認し、進むべき方向を共有し、一人ひとりが自分の役割を考えるためのスタートラインです。この積み重ねが組織文化をつくり、BeBlockらしさにつながっていくのだと思っています。来年もまた、「今年もやって良かった」と思える一日にできるよう、25期を全力で走り抜けたいと思います。